去る12月11日(日)午後2時から、学園都市センターで「第7回共助のまちづくりシンポジウム」が開催されました。NPO法人八王子市民活動協議会と八王子自治研究センターの共催によるものです。当日は地域団体の関係者や一般市民の方など78名が参加され、会場に入りきれないほどの盛況でした。
【内容】
1.基調講演 首都大学教授 和気純子先生
● テーマ「支え合いと交流が街をつくる」~ソーシャルキャピタルと地域包括ケアシステム~
地域包括ケアシステムを進めるに際して、社会の現状や課題、地域に求められるこれからの体制などを、分かりやすく説明して頂きました。高齢者や障害者を支えていくために、行政や地域のボランティア、NPO、民間企業、地域包括支援センター(八王子市高齢者あんしん相談センター)、町会自治会、社会福祉法人など、多様な主体の参加と協働が必要とされます。 そして、これからは住民主体の課題解決と包括的な相談体制が望まれます。和気先生は、先進的な地域包括ケアシステムとして、中野区の取組み事例なども紹介されました。私たちの地域はまだ始まったばかりですが、八王子らしい地域共生社会の創造に向けて、市民みんなで知恵を出し合っていくことが大切です。
2.パネルディスカッション
パネラー
・市民(団体)・・・・・・・・・・・・・ 八王子市民活動協議会 石井理事長
・事業者、施設・・・・・・・・・・・・・ シルバーふらっと相談室館が丘 今泉徳室長
・八王子社会福祉協議会・・・・・・・・・ 大島和彦さん
・学生、首都大学東京・・・・・・・・・・ 篠崎ひかるさん
・八王子市福祉部高齢者いきいき課・・・・ 元木課長
・コメンテーター・・・・・・・・・・・・ 和気純子先生(首都大学東京)
自治研究センターの藤岡理事長の司会で始まり、先ず各パネラーから、それぞれの所属団体の活動状況について報告があった後、各団体が抱えている課題や対応策等についての報告、意見交換などが行われました。会場からも質問や意見発表が続き、全体として活発な意見交換会となりました。最後に和気先生から総括的はコメントがあり、午後5時に終了しました。
その後、スカイラウンジ「クレア」に場所を移して、交流会が行われました。
(このシンポジウムは、独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業として行われました)